実験的通貨の今後
そもそもユーロ(euro)という実験的な通貨が欧州からスタートしたのは興味深いですね。
なぜかといえば紙幣は元々が金貨や金などの預り証からスタートしており、それは欧州を中心としたものでした。
そしてその預り証は紙幣に形を変えました。
金は全てが一度に引き出されることもないので、実際に預かった金以上の預り証=紙幣が発行されており、それがどんどん膨れ上がって債権に形をかえ、今では実際の何倍になるのか恐ろしくて数えられないくらいです。
そしてそのヨーロッパで新たな試みとして、様々な地域格差がある中で実験的に欧州圏で流通させる通貨としてユーロは産声を上げました。
英国はその頃、ヘッジファンドのポンド暴落攻勢にさらされて参加することができませんでした。
この事がいいのか悪いのかはわかりません。
ポンドも戦前は基軸通貨と言われるほどでしたので、プライドもあるかも知れないし、入らないほうが好都合というのもあるでしょう。
そもそもギリシャが国として実際と違う発表を行っていたということに端を発して、ギリシャが債務不履行になるのではないかということで暴落が起こりました。
最初はインパクトを与えましたが、これはもう無理そうだなというムードが漂うと、それを織り込むようになってきたので為替の反応も穏やかなものになってきました。
問題を織り込むというのは、すでに不履行になったことを見越して、買いや売りのポジションを解いてしまうことです。
この解く時に値動きが起こりますが、その波は徐々に収まってきます。
そいうなると、次に為替にうねりを出せるようなものはないかという事で、スペインやポルトガルの問題を起こすわけです。
これが意外とインパクトが少ないということで、次はイタリアというやや大きな問題を持ってきました。
それでも、先の問題で織り込み済みとなったユーロはなかなか動かないので、次は別の通貨でゆさぶるのかという段階です。
ナギのように穏やかな相場では、利益を生み出すことは難しいですからね。